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ナビ
2019/03/23
今回もその時に思ったことを書かせていただきます。
司法書士が住宅を売ったり買ったりする時の登記手続のお手伝いをさせていただく場合、
「住宅用家屋証明書」というものを代行取得することが良くあります。
「住宅用家屋証明書」というのは、
住宅を購入された人が登記を受ける際(一般的には「名義を入れる」と表現されることが多いです。)
にかかる税金(登録免許税)を減税するために必要となる書類です。
例えば、固定資産評価額が1000万円の中古建物を購入し、
住宅ローン2000万円を利用した場合(購入した物件に抵当権を設定することになります。)、
減税しなかった場合は28万円、減税を受けた場合は5万円の登録免許税となります。
(※今回の例では分かりやすいよう、敷地に関する税金を省略しています。)
その証明書を取得するために某区役所の担当課へ行ってきたのですが、
受付担当者の方と、あと1人2人くらいしかいません…。
聞いてみると、12時から13時の間は、職員が休憩に出ていて、
受付はできますが証明書発行には相当時間がかかり、
場合によっては13時以降でないと発行できません。とのこと。
確かに証明書待ちと思われる人が10人以上既に待っている様子…。
これと同じことを大阪でしたら、きっと大声で怒鳴る人が出てくるんだろうな…。と思いつつ、
静かに待つことにしました(私も大阪人ですが、怒鳴りません。笑)。
30分ほどすると証明書が発行されましたが、普段5分程度のものがずいぶんとかかった印象です。
しかしながら、待ちながら思ったことがありました。
日本のサービスは本当に便利で、丁寧で、早い。
けれども、日本人は家族との時間を犠牲にするほど休む間もなく忙しく働き、働き方改革が社会の大きな課題になっている。
人はサービスを受ける側でありながら、一方、サービスを提供する側でもある。
「便利で、丁寧で、早い=休む間もなく忙しい」現状から少しずつ変わろうとしているのかなと感じました。
でも、「不便で、雑で、遅い=時間と心に余裕をもって働く」では満足できません(笑)
機械化できる部分は機械化し、業務の属人化を回避するなど、効率化を図って、
弊所も目指すところの
「(顧客にとって)便利で、丁寧で、早い=(従業員にとって)時間と心に余裕をもって働く」
を達成するぞと、改めて思いました。
今回も最後までお付き合い有難うございました。
へいわ法務司法書士事務所
司法書士 山内勇輝
※へいわ法務司法書士事務所は、大阪上本町駅・谷町九丁目駅から徒歩1分
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